プロペシアとセルニルトン
2018/02/01
前立腺肥大の症状を緩和する医薬品がセルニルトンで、セルニチンポーレンエキス(Cernitin pollen extract)と呼ばれる成分が配合されております。
この成分により、セルニルトンを服用することで前立腺肥大症による排尿困難や頻尿、残尿感や排尿痛といった諸症状を緩和してくれるのです。
プロペシアには特に飲み合わせが悪い医薬品は設定されていないため、セルニルトンを同時に服用しても効果が下がったり副作用が生じたりすることはありません。
プロペシアは厚生労働省からも認可されている安全性の高い内服薬ですし、用法と用量を守っていれば安全にAGAの治療を施せます。
AGA治療は長期間に渡って行わなければなりませんし、AGAで悩む高齢者であれば前立腺肥大症が悪化し、セルニルトンを服用しなければならないという状況も出てくるはずです。
そんな時でも併用禁忌薬は今のところ存在しないため、前立腺肥大症の治療を行いながらプロペシアでAGA対策を行うこともできるでしょう。
ただし、プロペシアは元々は前立腺肥大症の治療薬として開発された経緯があり、同じような効能のセルニルトンを併用することで効果が出すぎる可能性は十分にあります。
ただの前立腺炎ならばまだしも、前立腺ガンに移行する可能性があるのならば、かかりつけの医師にプロペシアを服用している旨を伝えなければなりません。
素人では安全なのかどうか判断する術はないので、医師の指示を受けた後にプロペシアを継続するのか、はたまた他のAGA治療を試みるのか決めてください。
さて、上記ではプロペシアとセルニルトンを併用するに当たり、念のために医師に相談した方が良いと説明致しました。
併用禁忌薬が特に設定されていないとしても、思わぬトラブルで悩まされる確率はゼロではないので、医師の指示を仰いでおくに越したことはないのです。
もちろん、これはセルニルトンに限らず、他の医薬品にも該当します。
また、セルニルトンの服用に当たり、嘔気や食欲不振、胃部不快感や発疹、便秘といった副作用が報告されているので、不快な症状が引き起こされたら早めに専門医へと相談した方が良いでしょう。
特に、プロペシアとセルニルトンを同じ時間帯に服用していると、胃や肝臓に負担が加わって副作用のリスクが増すかもしれません。
プロペシアは他の内服薬とは違ってどの時間帯に服用しても良いと定められているので、セルニルトンとは時間帯をずらすようにしてください。